医療秘書技能検定

医療事務と医療秘書業務に関する資格です。

職種・業界:

医療秘書

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: 試験日の2ヵ月前~1ヵ月前
試験実施日: [6月試験]:6月上旬の日曜日
[11月試験]:11月上旬の日曜日
合格発表日: 試験日の概ね1ヵ月半後
受験地  : 全国約30地区
取得方法 : 試験合格
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★☆☆  こんな資格

 受付・会計・保険請求などの医療事務のしごとのほかに、ナースステーション内での病棟クラーク業務や、医師の秘書業務なども含めた医療機関の事務全般に関する知識を審査・認定する民間資格です。
 3級・2級・準1級・1級の4つの試験級があり、誰でも、どの試験級からでも受験できます。3級は基礎レベル、2級は一般的な知識レベルに関する試験で、専門学校などの学生が多く受験します。準1級以上は、医療保険制度に定められている「医師事務作業補助者」に課される配置後研修の内容も含む、やや高度なレベルになります。
 医療事務のしごとは、医師や看護師のように資格がなければ業務ができないといった免許制ではありませんが、資格があれば、実務経験がなくとも、しごとに関する一定レベルの知識や素養があるものとして評価されるメリットがあります。医療秘書技能検定は、とくに医療秘書業務に関する資格として、医療業界では定評のある資格です。

【専門性】知識★☆☆  こんな試験

 試験は、医療秘書業務や医療保険制度・法規に関する「領域Ⅰ」、医学知識や医薬品・検査などの医療関連知識に関する「領域Ⅱ」、診療報酬請求事務に関する「領域Ⅲ」の3部構成で行われます
 「領域Ⅰ・Ⅱ」は、語群選択や正誤問題を中心に、医学知識・医療知識では用語や略語に関する読みや漢字の記述問題などが出題されます。
 「領域Ⅲ」は、診療報酬明細書の記載内容について、択一問題と記述問題が出題されます。診療報酬の点数表など、参考資料を持ち込んで資料を見ながら解答することができます。
 3・2級、2・準1級、準1・1級の併願受験も可能です。

【目安】費用5万円程度(※3・2級の場合)こんな勉強

 医療機関の事務全般に必要な知識を、広く浅く勉強することになります。ほかの医療事務資格に較べると、基礎医学や臨床医学などのアカデミックな内容が多いため、比較的、興味を持って勉強を進められます。
 医療系の専門学校の多くは、医療秘書教育全国協議会の会員校になっており、授業を通じてこれらの知識を習得でき、また、試験も学校で受験できるメリットがあります。
 社会人の場合は、2級レベルの検定対応テキストや3級・2級の過去問題集が市販されていますので、これらの教材を用いながら独学で勉強することができます。
 ただ、テキストはかなりのボリュームがあり、教材費だけでも相当な金額になりますので、適当なスクールや通信講座があれば、そちらで学ぶ方が効率的かもしれません。

参考書・問題集
  Amazon(本)
通信講座・スクール
  [BrushUP学び]で探す(医療事務)
  シカトルで探す(医療事務)

試験概要

◆主催団体
  一般社団法人 医療秘書教育全国協議会
◆試験科目
●領域Ⅰ:医療秘書実務/医療機関の組織・運営/医療関連法規
●領域Ⅱ:医学的基礎知識/医療関連知識
●領域Ⅲ:医療事務(レセプト作成、診療報酬点数表の理解)
※3・2・準1・1級とも同様
◆合格基準
領域Ⅰ・Ⅱ・Ⅲのそれぞれが60%以上の得点
◆合格率
3級:70%程度、2級:50%程度、準1級:30%程度、1級:10%程度


 
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