コンクリート診断士
コンクリートの劣化診断と維持管理に関する資格です。
職種・業界: | 土木に関する資格 |
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資格の種類: | 民間資格 | |
試験方法 : | 筆記試験(記述・論述あり) | |
受験資格 : | 学歴要件あり , 実務要件あり , 研修修了・講習会参加など | |
受験申込日: | 4月下旬~5月下旬 | |
試験実施日: | 7月下旬の日曜日 | |
合格発表日: | 8月下旬 | |
受験地 : | 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄 | |
取得方法 : | 試験合格後に登録 | |
有効期限 : | 4年間(※更新可能) |
【メリット】社内評価★☆☆ こんな資格
コンクリートの劣化診断や、補修・補強などの維持管理に関する専門能力を認定する民間資格です。
試験を受けるには、大学でコンクリート技術を履修している場合は4年以上、高校の場合は8年以上など、コンクリート技術に関する学歴と実務経験が必要で、さらに試験前に、日本コンクリート工学会が主催する講習会を受講修了する必要があります。
コンクリートの診断業務には、特定の国家資格が必要なわけではありませんが、こうした有資格者が行うことによって信頼性が高まるため、調査・診断の専門業者やコンサルティング会社、建設会社などにおいては有用な資格です。
なお、コンクリートの建設に関わる技術力を認定する資格として、コンクリート技士の資格もあります。
【専門性】知識★★☆ こんな試験
試験は、4肢択一式問題と記述式問題から成り、それぞれに最低基準点が設けられます。
記述式問題は、必須問題と選択問題があり、必須問題はコンクリート診断士としての適性を試す800字程度の問題、選択問題は建築か橋梁(きょうりょう)のいずれかを選択して、診断や維持管理計画について1,000字程度で記述する問題です。
なお、試験前の講習会は毎年4月に2日間行われますが、講習会を修了すると、その年と翌年の試験に限り受験資格が与えられます。
また、一級建築士、1級土木施工管理技士、1級建築施工管理技士、技術士(建設部門、農業土木)、コンクリート技士などの資格登録者は、学歴・実務経験は不要で、講習会修了のみによって受験資格が与えられます。
【目安】費用3~8万円程度こんな勉強
講習会で使用するテキスト内容の復習と過去問演習が、基本的な勉強法になります。
このほかに、参考図書を使った自学自習や、教育機関等が行っている直前講座・通信講座を利用する方法もあります。
記述式問題対策としては、添削指導の講座などを受けるのも効果的です。
参考書・問題集
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スクール
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試験概要
◆主催団体
公益社団法人 日本コンクリート工学会
◆試験分野
変状の種類と原因/劣化の機構/調査手法/劣化予測、評価および判定基準/対策の種類、補修・補強工法/建築物あるいは土木構造物の診断の考え方・調査方法/技術・基準類の変遷
◆合格基準
非公開
◆合格率
15%程度